「ぎうにう(牛乳)ちょうだい。」

・・・りくが言った。




牛乳をコップに注いで渡すと
嬉しそうに、にこーーっと笑った。

 



ところが、欲しがってたくせに
コップの中の牛乳をのぞきこんだまま
飲みもしない。

 


「りく、牛乳飲めへんの?」

りくは、ものすごく幸せそうな顔で言った。




「ほら、見てママ」

「牛乳の・・・・」

 




う、うん。
それだけで
そんなに幸せになれるなんて。

 


「そうだ!!ももちゃんにも
 見せてあげよう♪」

 



・・・この時、嫌な予感がしてたのに。
私は止めなかった。

 




止めてあげればよかったのに。

 


「ももちゃーーーん!!
 ほら見て!!泡だよー!!」

 





ごめんね。りく。
(´Д`|||)

 

○●○●○○●○●○●○●○○●○●○
泡、瞬殺。りくは泡を壊されても
「あわが・・・」と悲しそうなだけで、ももを責めず。
私はすぐに子供達を怒ってしまう・・(そして後で反省)
この仏のような心を真似して、頑張ろうと思いました。

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