いつもと変わらない木曜日。


もうすぐ、午後３時４０分を
過ぎようとしていた。




・・・あれー？
今日はたく、遅いなぁ。

午後２時５０分下校のはずやのに。

 



１年生の頃は心配していたけど
最近は全然心配していなかった。




・・・その時。
ももがぼそっと言った。

 

「お兄ちゃんねー。」

「お家に帰りたいよーって泣いてるよ。」 

「帰りたいけど帰れないよーって。」
「えんえん泣いてるよ。」

 


・・・・・ちょ。
ちょっと待って。

なにそれ。怖いやん(|||▽||| )

 

私の中でどんどん膨らむ
悪い想像。

 

 

・・・どうしよう。

 まだ帰ってきいひん。

 


泣いてる？？
いや、そんなはずないやろ。

 

 

その時。

固まる私の耳に、音が聞こえた。

 





・・・・ガチャ。

 





普通に帰ってきました
o(；△；)o

○●○●○○●○●○●○●○○●○●○
このくらいの子供の言うことって何か当たりそうで
すごい怖かったです･･（涙)
ももの言うことは当たりませんでしたが、
普通に帰ってくるありがたさ。
心配してた、この５分間で身にしみてわかりました。

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