前のお話はこちらです



救急車を呼びましたが、それよりも早く
マミィが来てくれました。

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サラダ油をたらして、抜こうとしましたが
抜けません。


「あかんわ。
小指が中で挟まってるわ。」

 


…それからしばらくして救急車到着。
なぜか20人ほどの大勢の隊員の方が
来てくれました。

 

  「お名前は?何ていうのかな?」

「何歳かな??今痛い?」



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優しく声をかけて、長男が
パニックにならないように手元を
毛布で隠してくれました。

 


器具でツリーの台を壊して
ようやく手が抜けました。



部屋にある消防車の本を見つけて
隊員さんはたくに話しかけました。

 

「たくくんは消防車が好きなの?」

「はいっ!!」


目を輝かせて、隊員さんを見上げる長男。

 


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「そうか。大きくなったら
消防隊員になってね。」

 

○●○●○○●○●○●○●○○●○●○
当時、うちにあったクリスマスツリーは
長男が手を入れてしまった台から
上に向けて光が当たるタイプでした。
なので、手を入れたところに反射板のような
ものが入ってました。

手を入れて、指を広げたので反射板に
小指が挟まって手が抜けなくなった
そうです。

24時間勤務で辛いことの方が多いと
思いますが、息子の危機を助けてくれた
隊員の方を心から尊敬しました。

迷惑をかけてしまった自分が情けなかったです。


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