じいさんが
亡くなる日。

午前中に、お見舞いに行っていた。



そろそろ帰ろうかと思ったとき、
看護婦さんがやって来た。

血圧が上50しかなくて、
いつどうなってもおかしく
ないらしい。



…といっても
たくもりくも、もう限界。

家に戻り、
待機する事にした。

 



いつでも病院へ行けるように準備。


一息ついたとき
ふと思ったこと。

 

 

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そう、パンが
食べたかった。

しかもHBで作ったパン。



ここ最近、病院ばかり。
朝はコンビニで買って車で食べる生活。

ゆっくりとパンが食べたかった。

 


でも、早焼きのコースにしても、
2時間ほどかかってしまう。

その間に病院から連絡がきたら…。


うーーん。
どうしたものか。
考えてる時に、声が聞こえてきた。




「パンぐらいええよ。」


そう、じいさんの声が
聞こえたような気がした。
本当に聞こえた気がした。

 



私も、何も気にせず
「そうか。それなら。」と
パンを焼いた。



夕方5時くらいから焼き始め、
焼けたのが夜7時半。



パンを取り出して、
麦茶を沸かして一息ついた
午後8時。

電話が鳴った。

 



いやあ。よく聞くけれど、
こんなことって



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あるんですねぇ
(゚∀゚lll)

 ○●○●○○●○●○●○●○○●○●○

ほんとにパンが焼けてすぐでした。
その後病院へ行って、手続きして・・・。
帰ってきたのは午前3時半。
次の日は朝10時くらいまで
全員爆睡していたので
朝ご飯なんか昼ごはんなんか(涙)

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